日経平均 構成銘柄 / 採用銘柄の構成比率や業種比率、銘柄入れ替え、株価の推移や買い方もわかりやすく解説!
2024/04/13 2020/10/19
日経平均には、日本の一流企業が多く採用されており国内の経済動向を示す重要な指標ですが、ほとんどの方はニュースで見聞きしたことがあるぐらいで馴染みのないものだと思います。
しかし、日経平均を原資産とした先物やオプション取引、日経平均に連動するETFなどは、日々活発に売買が行われており投資家にとって日経平均は、注目すべき株価指数の一つとなっています。
そこで今回は、日経平均の構成銘柄一覧、採用銘柄の構成比率(上位10銘柄)や業種比率、銘柄入れ替え、日経平均の推移と買い方などを株式投資初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
記事の目次
日経平均とは?
日経平均 よくある質問
日経平均に関するよくある質問とその回答を以下にまとめています。
そもそも「株価指数」って何なの?
株価指数とは、株式市場が今どんな状態なのかをわかりやすく示す為に、選定した銘柄の株価を一定の計算方法で合算し数値化したもので、株式市場のバロメーターのような役割を果たしています。
株価指数は、世界各国に存在しニュースなどで耳にすることも多い、米国の代表的な株価指数である「NYダウ」や中国の代表的な株価指数である「上海総合指数」なども、日本の日経平均と同じようにその国を代表する株価指数です。
日経平均とTOPIXの違いは?
日経平均は、東京証券取引所のプライム市場に上場する225銘柄で構成される株価指数で、TOPIXはプライム市場に上場する全ての銘柄を対象とし算出される株価指数です。
また日経平均は、値がさ株の影響を受けやすく、TOPIXは、時価総額の大きな株の影響を受けやすいなどの違いがあります。
日経平均は、東京証券取引所のプライム市場に上場する銘柄数の約12%程度しかカバーしておらず、TOPIXと比較することで相場の全体像をより正確に把握することができます。
※値がさ株とは、1株当たりの価格が高く、株価指数への寄与度の高い銘柄を指します。
日経平均の推移は?
日経平均 月足終値ベース 約37年(1987~)長期の推移。
チャート:Trading View
日経平均は、1989年12月29日に史上最高値となる38,957円をつけた後、バブル崩壊により長期にわたって低迷することになります。
1991年から2002年までの低迷期は「失われた10年」といわれ、大手金融機関の破綻や不良債権問題が深刻化し不況の嵐が吹き荒れた時代です。
その時期の日経平均は、上昇する局面が何度かありましたが、最終的にはITバブル崩壊の影響を受け7,606円まで下落することになります。
その後、日経平均はITバブル崩壊前の水準まで株価を戻しますが、今度はリーマンショックの影響で2003年につけた安値を更新し、政権交代の起きる2012年まで株価は低迷を続けます。
2012年12月に行われた衆議院選挙で自民党が圧勝し政権与党に返り咲き、安倍政権の下で経済政策が推し進められ、日銀が大規模な金融緩和政策を開始したことがきっかけとなり、株価は上昇基調に戻ります。
2024年2月には、史上最高値を更新し堅調な推移が続いています。
日経平均のリアルタイム価格は、日経平均CFDリアルタイムチャート をご覧ください。
日経平均の買い方は?どこで買える?
日経平均は、株価指数なので直接購入することは出来ませんが、日経平均を原資産として作られた様々な金融商品を売買することで、日経平均を購入し保有しているのとほぼ同様のリターンを得ることができます。
日経平均に投資する方法には、先物・CFD・ETF・投資信託などがあり、証券会社で口座を開設すれば誰でも簡単に取引を始められます。
しかし、どの金融商品に投資するかでリターンとリスクは大きく異なります。また取引ルールや税制も違います。
投資を始める前に、それぞれの特性を理解して、自分に合った金融商品に投資をしましょう。
日経平均 構成銘柄 一覧
日経平均の構成銘柄には、国内外で有名な企業が多く採用されています。
日経平均 構成銘柄
他にも日経平均に採用されている銘柄は、有名な企業ばかりなので知っている会社や知らず知らずの内にサービスを利用している会社が多くあると思います。
日経平均に採用されている全ての銘柄をチェックしたい場合は、日経平均 構成銘柄一覧 PDFをご覧ください。
日経平均 構成銘柄 比率 / 上位10銘柄
日経平均に採用されている銘柄の中で、構成比率の高い上位10銘柄。
日経平均は、上位10銘柄だけで約43%のウェイトを占めています。
2024/03/29
1 11.6% | 9983 / 小売業 (株)ファーストリテイリング |
2 9.79% | 8035 / 電気機器 東京エレクトロン(株) |
3 4.50% | 6857 / 電気機器 (株)アドバンテスト |
4 4.44% | 9984 / 情報・通信業 ソフトバンクグループ(株) |
5 2.72% | 4063 / 化学 信越化学工業(株) |
日経平均 構成銘柄 業種比率
日経平均 構成銘柄 業種比率。
2023/03/29
出典:日経平均プロフィルからSPECULATORSが作成
日経平均は、医薬品、電気機器、自動車、精密機器、通信、銀行、その他金融、証券、保険、水産、食品、小売業、サービス、鉱業、繊維、パルプ・紙、化学、石油、ゴム、窯業、鉄鋼、非鉄・金属、商社、建設、機械、造船、その他製造、不動産、鉄道・バス、陸運、海運、空運、倉庫、電力、ガスなどの35業種で構成されています。
日経平均 構成銘柄の業種比率は、電気機器が最も高く14.2%のウェイトを占めています。
次いで比率の高い業種は、化学 (7.6%) 機械 (7.1%) サービス (7.1%) の3業種です。
日経平均 構成銘柄 入れ替え
日経平均の銘柄入れ替えは、毎年4月と10月に原則実施されます。
日経平均に新しく追加される銘柄には、投資信託や日経平均に連動した運用をする機関投資家などからの買いが入ることが予想され、新規採用銘柄には思惑が入り交じり上昇する傾向が強く、銘柄入れ替えはちょっとしたイベントになっています。
日経平均の構成銘柄に合併や倒産などが起きた場合には、臨時に銘柄入れ替えが行われ225銘柄は維持されます。
日経平均 構成銘柄 まとめ
- 日経平均は、東京証券取引所のプライム市場に上場する225銘柄で構成される株価指数。
- 日経平均は、値がさ株の影響を受けやすい。
- 長期目線で見ると、2012年以降は調整を挟みながらも上昇を続けている。
- 日経平均の業種比率は、電気機器が最も高く14%超のウェイトを占める。
- 日経平均の銘柄入れ替えは、毎年4月と10月に原則実施されている。
- 先物・CFD・ETF・投資信託などで投資できる。
日経平均の買い方
日経平均は、株価指数なので直接購入することは出来ませんが、日経平均を原資産として作られた様々な金融商品を売買することで、日経平均を購入し保有しているのとほぼ同様のリターンを得ることができます。
日経平均に投資する方法には、先物・CFD・ETF・投資信託などがあり、証券会社で口座を開設すれば誰でも簡単に取引を始められます。
しかし、どの金融商品に投資するかでリターンとリスクは大きく異なります。また取引ルールや税制も違います。
投資を始める前に、それぞれの特性を理解して、自分に合った金融商品に投資をしましょう。
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